息子くんのいる支援学級の子供たちは通常学級(交流クラスと呼ぶ)にも在籍していて、運動会・校外学習などの行事は、交流クラスに混ざって参加することになります。
交流クラスにも自分の席(机)があるので、給食や参加できそうな授業には積極的に参加し、支援学級から通常学級に転籍できるか?
ひとつの判断指標にもなっているようです。
中・高学年になると支援学級に在籍しながら、ほとんどの時間を交流クラスで過ごし、経験を積んで、進級と同時に通常学級に転籍していく子もいます。
支援学級はとにかく手厚いのが魅力。
塾でいうところの個別指導というとわかりやすいでしょうか。
一人ひとりの子供に合わせた関わり方で指導や学習を進めてくれるので、勉強にわからないがないです。
おかげでテストはほとんど100点!
先生方は褒めて伸ばすプロ集団だと思っています。
生徒一人ひとりが自分の力を発揮し輝けるように、余計な手を貸さず、辛抱強くできるまで見守ってくれるスタイルです。
とにかく「できた!」という自信をつけさせてくれるので、勉強が楽しく、家でも自ら意欲的に学習してくれます。
学習の進み具合は通常学級より少し遅れますが、個別の時間があり、苦手なところを重点的に解決するので進級時には追いついています。
息子くんの支援学級は、春・夏・冬休みの宿題が通常学級より多く、苦手教科の復習や毎日の学習習慣を崩さないように取り組んでいます。
もうひとつ、支援学級の特徴は、とにかく独自イベントが多いこと。
校外授業や誕生会・調理実習などなど、授業に飽きさせない工夫なのか、学校が嫌いにならないようにとの配慮があります。
また、校外授業は楽しいだけでなく、電車やバス・公共の場所でのマナーなど社会生活に支障がないように、身辺自立の場にもなっています。
息子くんは、知らない人への拒否が強く、スーパーの店員さんから品物を買うこともできませんでしたが、調理実習の食材調達の買い物学習のおかげで一人で買い物ができるようになりました。
他にも、体操服のお洗濯や上履き洗いの時間があったり、遊びを通して基礎体力の向上を目指したりと、支援学級特有の充実した活動があります。
手厚い支援を受けて成長している息子くんを見守りながら、親は一生面倒をみられませんので、彼が大人になった時に困らないように、全力でサポートする日々を積み重ねていかなければと思います。
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